資金調達をお考えの方へ
なぜ、資金の調達(借入)が必要となったのでしょうか?
1.創業したが、自己資金だけでは事業資金をまかなえそうにない
2.設備投資を考えているが、自己資金だけでは設備投資資金をまかなえない
3.事業が成長している(売上が増加している等)ため、運転資金が足りない
4.業績が低迷している(売上が減少している等)のため、資金繰りが厳しい
資金調達(借入)の前に以下のことを確認してください
1.必要な資金の額が計算出来ているか
2.計算の根拠は妥当なものか(事業計画に基づいているか)
3.返済計画は妥当なものか(事業計画に基づいているか)
1.必要な資金の金額が計算出来ているか
必要な資金の額がいくらになり、そのうち借入により調達する金額がいくらか計算出来ているでしょうか。適当にこれくらい必要だろうと考えたものでははないでしょうか。
2.計算の根拠は妥当なものか(事業計画に基づいているか)
必要な資金の額は事業計画に基づいて計算されたものでしょうか。事業計画自体がないのでは資金調達は難しいでしょう。根拠のない金額では金融機関への説明もできませんし、融資に必要な資料も作成できません。また、事業計画に基づいて、当初融資は1000万円必要であると説明していたものが、金融機関から700万円なら融資できるといわれたからといって、700万でいいということにはならないはずです。なぜなら、事業計画から1000万円が必要と計算したものが、700万円の資金調達しかできないのであれば、他から300万円を調達してこない限り、事業計画が成り立たないからです。
この場合、事業計画自体を見直すか、若しくは足りない資金を他から調達してくる必要があります。
3.返済計画は妥当なものか(事業計画に基づいているか)
返済計画は作成されているでしょうか。月々これくらいなら返済できるだろうというだけで借入金額、返済期間を決めていないでしょうか。設備投資のための資金を調達するのであれば、設備投資によって、どれだけの収益が見込めるのか計画は作成されているでしょうか。
3つの要件のいずれにも問題がないのであれば融資に向けての行動を開始していいでしょう。